このようにプログラミングスクールに対してまず「費用」のことを考えてしまう方は多いと思います。
実際に、プログラミングスクールの授業料の平均は50万円ほどと言われています。
特に大手のプログラミングスクールは50〜100万円近くになります。
最近は多くのプログラミングスクールが出てきて中には数万で受けられるスクールもありますが、安すぎるとサービス自体に問題があるのでは...?と思ったりしますよね。
そんな方のためにこの記事では、誰もが聞いたことのある大手のプログラミングスクールを最大70%OFFで受講できる方法を紹介します。
大手プログラミングスクールとはこの5つです。
これらの有名なスクールがなぜ半額以下で受講できるのか、条件はあるのか?どのコースが対象なのか?とそれぞれのスクール特徴を解説します。
この記事を読んでわかること
- 半額以下でスクールに行ける理由
- 半額以下でスクールに行く条件
- 対象のプログラミングスクールとそれぞれの特徴
目次
では解説していきます!
【結論】専門実践教育訓練給付制度を利用する
早速結論ですが、
大手のプログラミングスクールを格安で受講するには、厚生労働省指定講座の専門実践教育訓練給付制度を利用します。
この制度を利用することで国が認めているプログラミングスクールを最大実質70%OFF(上限56万円)で受講することが可能になります。
専門実践教育訓練給付制度とは?
この制度は、労働者が自身の職業能力を向上させ、より高度な職業に就くために必要なスキルや知識を習得することを支援するために設けられています。
専門実践教育訓練給付制度では、労働者が実践的なスキルを磨くための教育訓練プログラムに参加する際に、一定の給付金が支給されます。
要は、、、
キャリアアップを図る熱心な社会人のために、国が認定した教育訓練プログラム(今回はプログラミングスクール)に参加すると、国が受講料の一部を負担してくれる制度です。
多くの人が対象者です
実は多くの人が対象者になり得ます。
オフィシャルの情報では下図のように紹介されています。
少しわかりにくいので簡単にまとめると次のようになります。
現在、正社員・パート・アルバイト・派遣で働いている人
【初めて教育訓練給付を受ける場合】
通算で2年以上雇用保険に入っている(一つの会社で2年ではなく、転職してても合計2年間雇用保険に入っていればいい、ということです)
【教育訓練給付を受けるのが2回目、もしくはそれ以上の場合】
前回の受講開始日以降から通算3年以上、雇用保険に加入している。
離職中の人
【初めて教育訓練給付を受ける場合】
離職後1年以内で通算2年以上雇用保険に入っている
【教育訓練給付を受けるのが2回目、もしくはそれ以上の場合】
離職後1年以内で前回の受講開始日以降から通算3年以上、雇用保険に加入している。
※妊娠・出産・病気などを理由に適応対象期間の延長を行なった場合は最大20年以内
しかしスクールによっては途中で行かなくなったりしたら対象から外れたりもするようです。
プログラミングスクールを受講する場合は無料カウンセリングや面談を受けることになるので、どうしても自分が対象になるか不安な方は、カウンセリング時に確認するのが一番確実です。
給付金制度対象のプログラミングスクールは5校
実は給付金制度の対象とされているプログラミングスクールは数えるぐらいしかありません。
では給付金制度対象のプログラミングスクールを順番に紹介していきます。
テックキャンプ【最大56万円支給】
テックキャンプのハイライト
- 最大56万円の支給で¥877,800が実質¥317,800になる
- 全てのコースが給付金の対象
- 仕事との両立可能
- 転職補償が39歳までと今回紹介するスクールで最長
- メイン言語はRuby / Ruby on Rails
テックキャンプ特徴①:強固なサポート体制
テックキャンプは未経験でも挫折することなく継続的に学習できる環境づくりに力を入れています。
プログラミング講師
いつでも質問し放題でプログラミングでの不明点のクリアにしてくれます。初心者にとってはかなり心強い存在です。
ライフコーチ
学習スケジュール、進捗管理やモチベーション維持を支援してくれます。
キャリアアドバイザー
受講中からキャリアアドバイザーがつき、キャリアパスの作り方、履歴書の添削&作成、求人紹介をしてくれます。
この3名体制であなたを転職までサポートしてくれます。
テックキャンプ特徴②:39歳まで転職補償が適応される
テックキャンプの転職補償はカリキュラムが終了し転職できなかった場合に全額返金されるというものですが、数あるプログラミングスクールの中でも最長の39歳までその補償が適応されています。
20代でのエンジニア転職と比べると30代はハードルが上がりますが、この補償があるのは30代からのチャレンジを後押ししてくれます。
テックキャンプの実績
主な転職先
テックキャンプまとめ
どのコースでも給付金制度が適応されているので現在会社勤めでも問題ないです。
挫折しにくい環境が整っているので少しでもプログラミングに不安がある人に向いています。
唯一39歳まで転職補償があるので、30代でも失敗を恐れずチャレンジできます。
転職先は他スクールと比べて大手の数が多いです。
対象コース | 短期集中コース 夜間・休日コース |
金額 | 【短期集中コース】通常¥675,800(税込) 給付制度適応で最大¥460,460支給で 実質¥197,340(税込) 【夜間・休日コース】通常¥877,800(税込) 給付制度適応で最大¥560,000支給で 実質¥317,800(税込) |
講師 | 選考に合格した現役エンジニアとメンター(卒業生や採用講師) |
仕事との両立 | 【夜間・休日コース】で可能 |
学習期間 | 【短期集中コース】10週間 【夜間・休日コース】約6ヶ月 |
保証制度 | 14日間返金保証あり 転職返金保証あり(39歳以下) |
転職サポート | あり |
主な学習言語 | HTML/CSS/JavaScript/Ruby on Rails/SQL/Git/GitHub |
テックアカデミー【最大38万円支給】
テックアカデミーのハイライト
- 最大38万円の支給で¥547,800が実質¥164,340になる
- 給付金対象はエンジニア転職保証コースのみ
- 仕事との両立可能(チャット問い合わせは23時までと最長)
- 今回紹介するスクールで最安
- メイン言語はJava
テックアカデミー特徴①:メンターが全て現役エンジニア
テックアカデミーのメンターは通過率10%の選考に合格した現役のエンジニアのみ構成されています。
他のスクールは現役エンジニアの方もいらっしゃるようですが、そのスクールの卒業生や外部から講師を採用したりしています。
質問に答えてくれるだけでなく、週2回のマンツーマンのメンタリングが実施されそこでオンラインツールを用いてメンターから直接プログラミングを学ぶペアプログラミングをします。
現役エンジニアだからこそ教えられる転職後の活躍まで見据えたプログラミングや、実際の現場の実情や労働状況なども聞けます。
テックアカデミー特徴②:23時までのチャットサポート
メンターへのチャットサポートは15時〜23時と遅くまで対応してくれます。
したがって、会社員の方で仕事終わりにしか学習できない方にとっても不明点が出てきたら質問して解消できる環境を提供してくれています。
メンターは常時オンラインで待機しているので、質問から回答までのレスポンスも早いです。
テックアカデミー特徴③:Javaを学ぶ
多くのプログラミングスクールではRuby/Ruby on Railsを学ぶのですが、テックアカデミーではJavaを学びます。
学言語は違えどどのスクールもWebアプリケーションを作ります。
実は求人数の観点で見るとRuby/Ruby on RailsよりもJavaの方が多いのです。
indeedでそれぞれの求人数を調べてみるとこういう結果になります。
テックアカデミーの実績
テックアカデミーまとめ
テックアカデミーはメンターが全員現役エンジニアの割に金額が比較的安いです。
仕事をしながらでも参加可能で質問のチャットサービスも23時までと会社員にとっては良心的なスクールです。
学ぶ言語はJavaを採用しています。
一つ注意点としては、転職サポートで紹介できる企業が関東エリアになるため地方就職を考えている方は別のスクールを検討しなければなりません。
対象コース | エンジニア転職保証コース |
金額 | 通常¥547,800(税込) 給付制度適応で最大¥383,460支給で 実質¥164,340(税込) |
講師 | 選考に合格した現役エンジニアのみ |
仕事との両立 | 可能 |
学習期間 | 16週間 |
保証制度 | 転職返金保証あり(32歳以下) |
転職サポート | 21-30歳まで 就職先は関東エリアのみ |
主な学習言語 | HTML/CSS/Java/SQL/Git/GitHub |
DMM WEBCAMP【最大56万円支給】
DMM WEBCAMPのハイライト
- 最大56万円の支給で¥910,800が実質¥350,800になる
- 給付金対象は専門技術コースのみ
- 仕事との両立不可
- 今回紹介するスクールで一番高い
- 20日間返金保証は今回紹介するスクールで最長
- メイン言語はRuby / Ruby on Rails
DMM WEBCAMP特徴:チーム開発を経験できる
個人のスキルを上げるだけではなく、本来の開発現場で行われるような複数人でプロダクトを作るチーム開発が導入されています。
ここでGitを用いて効率的にプロダクトを作っていきます。
Gitはチーム開発するのに必須のツールになるので、転職後に初めて触るのと、事前に使えるようになっているのでは仕事をスムーズに進めていく上では雲泥の差ができます。
私は別のスクールでチーム開発を経験しましたが、チームメンバーに質問することが増えるのでそこで知識の定着していくのを感じます。
またチームでの開発は緊張感があり刺激的です。
DMM WEBCAMPの実績
DMM WEBCAMPまとめ
DMM WEBCAMPは今回紹介するスクールの中で一番高いです。
他スクールとの違いは返金保証が20日間とスクールを見定める期間が長く設けられています。
注意点は給付金制度が対象なのはフルタイムで学習が可能な方のみなので現在働かれている方はDMM WEBCAMPは選択肢から外れます。
対象コース | 専門技術コース |
金額 | 通常¥910,800(税込) 給付制度適応で最大¥560,000支給で 実質¥350,800(税込) |
講師 | 通過率10%の選考に合格した現役エンジニアとメンター(卒業生や採用講師) |
仕事との両立 | フルタイム制のため不可 |
学習期間 | 16週間 |
保証制度 | 20日間返金保証あり(コースによるので詳細確認) 転職保証あり(29歳以下) |
転職サポート | あり |
主な学習言語 | HTML/CSS/JavaScript/Ruby on Rails/SQL/Git/GitHub |
ディープロ【最大45万円支給】
ディープロのハイライト
- 最大45万円の支給で¥797,800が実質¥344,340になる
- 給付金対象は4ヶ月短期集中コース
- 仕事との両立不可
- 転職サポートは10ヶ月で今回紹介するスクールの中で最長
- メイン言語はRuby / Ruby on Rails
ディープロ特徴①:完全フルタイムで集中的に学ぶ
平日の10時〜19時までを4ヶ月間集中的に学びます。
ディープロの学習環境は特徴的で、学習時間を実際の労働時間に合わせたり、企業で働くエンジニアの1日のスケジュールと同様のルーティーンで学習するようになっています。
こうすることによって離職中でも規則正しくメリハリのある学習が可能になり、またエンジニアとして新しい環境で働く時もスムーズに活躍できるようになります。
ディープロ特徴②:チーム開発を経験できる
DMM WEBCAMPと同様、チーム開発を経験できます。
もちろんGitの習得もできます。
またディープロは、仲間と一緒に現場で活躍するエンジニアを輩出すること目指しており基本的にクラス単位(少人数のグループを作る)の学習形式となっています。
不明点は1日のどこかでペアとなり話して解消していくようにしています。
ディープロの実績
ディープロまとめ
ディープロは転職後の現場を再現した学習環境を作っています。
転職保証の記載はありませんでしたが(転職できなくても返金されない)、転職サポートは行なっており、今回紹介するスクールの中で最長の10ヶ月です。
この10ヶ月の転職サポートがディープロの強みで30代以上でも約9割がエンジニア就職を決めています。
注意点は給付金制度が対象なのはフルタイムで学習が可能な方のみなので現在働かれている方はディープロは選択肢から外れます。
対象コース | 4ヶ月短期集中コース |
金額 | 通常¥797,800(税込) 給付制度適応で最大¥453,460支給で 実質¥344,340(税込) |
講師 | 社内講師(現役エンジニアの記述なし) |
仕事との両立 | フルタイム制のため不可 |
学習期間 | 16週間 |
保証制度 | なし |
転職サポート | 年齢制限なし 合計10ヶ月(受講中から利用可能) |
主な学習言語 | HTML/CSS/JavaScript/Ruby on Rails/SQL/Git/GitHub |
TECH I.S【最大48万円支給】
TECH I.Sのハイライト
- 最大480,480万円の支給で¥686,400が実質¥205,920になる
- 給付金対象は長期PROスキルコース
- 仕事との両立可能
- 学習期間6ヶ月・転職サポート6ヶ月の計1年
- メイン言語はPHP / Laravel
TECH I.S特徴①:5分以内の質問対応
他のプログラミングスクールと比べての一番の強みは質問から5分以内にZoomで対応してくれる点です。
他スクールでは時間帯によっては対応までに10分待ちなど珍しくありません。
特に仕事終わりなど限られた時間にしか勉強できない方にとってはすぐに質問に答えてくれる環境はかなりありがたいです。
TECH I.S特徴②:副業サポート
副業をしていきたい人にとって、スクールでスキル身につけたからといってはじめのて案件は不安になります。
なんとTECH I.Sでは一番大変な初回の案件をプロのエンジニアがサポートしてくる副業サポートがあります。
副業はスクールとは違い、仕様や必要な情報などを自分でクリアにしていかなければならないので、経験のあるエンジニアに進め方のアドバイスを聞けるのは心強いです。
TECH I.Sの実績
TECH I.Sまとめ
TECH I.Sの一番の強みは質問に対してすぐ対応してくれるというところです。
会社員でも給付金制度が適応されるコースを受講できるため、仕事終わりの限られた時間の中での勉強中に出てきた不明点を5分以内に対応してくれるのはストレスを軽減してくれます。
副業を考えている方にもおすすめで、初回の案件を現役エンジニアのサポート受けながら対応することができるので、安心して副業にチャレンジできます。
対象コース | 長期PROスキルコース |
金額 | 通常¥686,400(税込) 給付制度適応で最大¥480,480支給で 実質¥205,920(税込) |
講師 | 社内講師(現役エンジニアの記述なし) |
仕事との両立 | 可能 |
学習期間 | 各コースで6ヶ月の学習期間と6ヶ月のキャリアサポート期間あり |
保証制度 | なし |
転職サポート | 学習期間終了後の6ヶ月 |
主な学習言語 | HTML/CSS/JavaScript/PHP/Laravel/SQL/Git/GitHub |
おすすめのプログラミングスクールは人によって変わる
今回紹介した給付金がもらえるプログラミングスクールでどれが一番いいのかは人によって異なります。
例えば会社員だと参加できないプログラミングスクールもあるからです。
いくつかのパターンで参考例を出してみます。
離職中の方の選択肢
転職保証があるスクール
プログラミングスクールを決める判断基準は人それぞれです。
そしていつ終わるかわからないこの給付金制度を使わないのは非常にもったいないです。
実際にこの専門実践教育訓練給付制度を使えるのは各スクールが厚生労働省から認められている指定期間の時だけのようです。
指定期間が過ぎると給付金はもらえなくなります。
エンジニア転職やプログラミングを副業として本気で考えているのであればぜひこの機会にチャレンジしてみてください!
最終判断は無料カウンセリングで決める
自分の状況などを考えてある程度絞れたら、あとは候補に残ったスクールの無料カウンセリングを受けて雰囲気を見て決めればいいと思います。
そこでさらに詳しい給付金の申請の方法、スクール自体への疑問点などを聞いて解消しましょう。
今ならどのスクールも1時間ほどオンラインでのカウンセリングなので自宅で受けられます。
気になるスクールが複数ある場合はどれも話を聞いてみることをお勧めします。
最後に今回紹介したプログラミングスクールを5つのリンクを貼っておきます!