自分が勉強をはじめてまだ間もない時、CSSの擬似クラスの:hoverで初めて動きをつけられて感動したのを覚えています。
今回はある要素にhoverをした時に子要素、兄弟要素などの別の要素にアクションをさせる方法を解説します。
今回は下記の2パターンについて解説していきます。
①hover時にその子要素にアクションをさせる
②hover時にその兄弟要素にアクションをさせる
では詳しく解説していきます。
hover時にその子要素にアクションをさせる
今回使用するベースのHTMLとCSSのソースが下記です。
<div class="parent">
<p class="child">action</p>
</div>
.parent {
position: relative;
background-color: lightblue;
width: 150px;
height: 150px;
margin: 0 auto 20px;
font-size: 20px;
text-align: center;
}
.parent .child {
position: absolute;
top: 50%;
left: 50%;
transform: translate(-50%, -50%);
width: 80%;
text-align: center;
font-size: 20px;
background-color: #fff;
transition: all 0.5s;
}
上記の実装結果は下記の画像のようになります。
親要素に対して子要素をど真ん中に来るようにしています。
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【CSS】子要素を親要素内で上下左右中央寄せさせる方法
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ではこの子要素である白色の「action」にhover時にアクションがされるように記述していきます。
今回は親要素にhoverした時に子要素が下にいくアクションを実装します。
.parent{
//略
}
.parent .child{
//略
}
.parent:hover .child {
transform: translate(-50%, -10%);
}
では水色のボックスにhoverしてみてください。↓↓
action
うまく動きましたね。
結論として擬似クラスの:hoverを親要素に設定すればOKですね。
ルールはこちら↓
親要素:hover 子要素 { アクション内容 }
hover時にその兄弟要素にアクションをさせる
続きまして兄弟要素にアクションさせる方法について説明します。
下記がベースのHTMLとCSSのソースです。
<div class="bros-01">
hover
</div>
<div class="bros-02">
bros
</div>
.bros-01{
background-color: lightblue;
width: 150px;
height: 150px;
margin: 0 auto 20px;
font-size: 20px;
text-align: center;
}
.bros-02{
background-color: lightpink;
width: 150px;
height: 150px;
margin: 0 auto 20px;
font-size: 20px;
text-align: center;
transition: all .5s;
}
このような形です。
今回は水色の親要素にhoverした時に、兄弟要素であるピンクの「bros」にアクションをさせていきます。
記述は下記になります。
.bros-01{
//略
}
.bros-02{
//略
}
.bros-01:hover ~ .bros-02{
background-color: lightgreen;
}
水色のボックスにhoverしてみてください。
兄弟要素を指定する「~」は、今回の例でいうと「+」に変更しても問題なく動きます。
兄弟要素を指定するセレクタを自由に使えれば、並列になっているどの兄弟要素に対してもアクションをさせることができます。
【関連記事】兄弟要素で最初の要素、n番目の要素を指定できる頻出擬似クラス6つ
子要素関連のセレクタはこちらにまとめています
【関連記事】複数、子孫、子、隣接…忘れがちなセレクタをまとめました。<前編>
スマホでは...?
hoverアクションはPCでは自分が思った通りに動かせるのですが、スマホになるとトリガーのタイミングだったり、2回タップしないとリンク先に飛ばなかったりすることがあります。
個人的には指で隠れてアクション自体見れないこともあるので、スマホでhover設定は不要かなと思っています。
実際スマホに実装しているサイトは少なく、私はレスポンシブデザインで実装するときはではPCだけhoverアクションをつけてSPでは抜いています。
ここに関しては意見が分かれるところですので、柔軟に判断していただければと思います。
まとめ
今回はある要素にhoverした時に別要素である子要素と兄弟要素にアクションをさせる方法を解説しました。
2例に共通するルールは下記になります。
hoverする要素:hover アクションさせたい要素 { アクション内容 }
今回の例で言うとこれですね↓↓
//親にhover時に子にアクションさせる(半角スペースで要素を限定)
.parent:hover .child {
transform: translate(-50%, 30%);
}
//ある要素にhover時にその兄弟にアクションさせる(「~」で要素を限定)
.bros-01:hover ~ .bros-02{
background-color: lightgreen;
}
以上です!
ほな!
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